サッカーでは当たり前のようにあります
ユースチーム
U-18世代(高校生世代)の選手達が所属していて、Jリーグクラブ以外でも高校年代のチームを持っている街クラブは多いです。
しかし、野球界では高校生のカテゴリーのクラブチームというのは聞いたことがありません。
なぜなら、高校生で野球を続ける子は高校の野球部に入って甲子園を目指すのが一般的だからです。
中学生年代では、部活ではなくボーイズリーグなどに所属して軟式ではなく硬式野球を経験する子が多いですが、それも高校の野球部で活躍して甲子園に出るため。
しかし、その野球界でU-18のチームを創設する動きが出てきました。
今回は、野球のユースチームについて考えてみたいと思います。
野球のユースチームは成功するのか?
熊本で野球のユースチーム誕生の動き
熊本県の会社で、株式会社鮮ど市場という会社があります。
こちらの会社は、熊本ゴールデンラークスという社会人チームを運営しています。
熊本ゴールデンラークスが、今回U-15やU-18の世代を対象とした野球アカデミーを作るとのこと。
そして、将来的にU-18を日本野球連盟に登録して、今のゴールデンラークスとは別にU -18チームとしてアマチュア野球の大会に出場する予定なのだそうです。
なぜU-18を作るのか?
熊本ゴールデンラークスの田中敏弘社長の話によると、
高野連とは別にユースチームというルートを作ることで、様々な事情で野球を諦めざるを得なくなった子に環境を与え、励まし、応援できる環境ができる
とのこと。
素晴らしい考え方だと思いますが、実現にはかなりの努力と障害が待ち受けているように思います。
実現に向けての課題
もっとも大きな課題が
試合を組んでくれるチームがあるのか
ということではないかと思います。
正直言って、選手を集めるのはそんなに難しくないというか割と簡単に集まるような気がします。
日本野球連盟に加盟することも、多少の障壁はあると思いますが、そこまで大きな問題ではないのではないかと思います。
連盟に加盟することで社会人の大会に参加することはできますが、公式戦以外の練習試合を組んでくれるチームがあるのでしょうか?
社会人チームはユースチームと試合をするメリットはあまりないと思いますし、高校の野球部も、特に強豪校などはユースチームと試合をするよりは県外の強豪校と試合をする方がメリットがあると思います。
公式戦を戦う上で、練習+紅白戦だけでは勝負にならないと思いますので、レベルの高いチームといかにして試合を組むかという課題はあると思います。
もう1つの課題が、
そもそも運営できるのか
というもの。
恐らくは選手の中で多いのが、
経済的な理由で高校の野球部が続けられない
素行不良で野球部を退部になった
この2つだと思うんですよね。あとは、勉強と両立するのに部活よりもクラブの方がいいとかでしょうか。
社会人クラブチームが部活動より安い費用で運営できるとは思えないですし、U–18チームの運営費をどう賄うのか・経済的理由で野球が続けられない子に対しても門戸を開くことができるのかは課題だと思います。
また、素行不良の子を受け入れた場合、喫煙や飲酒・深夜徘徊などの未成年として守らなければいけないルールをキチンと守らせることができるのかという課題もあるのではないでしょうか?
毎年のように全国の高校で飲酒や喫煙による処分が高野連から降っています。
同様の問題がクラブで発生した場合、その後のクラブ運営が問題なく継続できるのかも考えなければいけない問題だと思います。
ユースチームの輪は広がるか?
甲子園の人気がある限りはユースチームが増えることはないと思います。
ただし、トップチームからプロ野球に進む選手が増えてこれば話は別です。
ユースチームが増えていくためには、
ユースからトップチーム昇格経由でプロ行き
というルートを確立するか、
野球をやめた後も何らかの形で面倒を見てくれる
のどちらかができないと現状では増えていくことは難しいのかなと思います。
とは言え、高校生や中学生の野球ができる環境が増えるのは良いことだと思いますので、熊本ゴールデンラークスの取り組みが成功するといいですね!
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