7日から34の県が自粛の一部緩和に伴い、学校を再開する県も出てきました。
恐らくはこれで一時期熱を帯びた学校9月始まりの議論も一旦は収束に向そうですね。
政府は来年以降、9月入学にした場合の問題点や課題などを各省庁に洗い出すよう指示をしたそうですが、仮に9月始まりになるとしても何年も先の話になるのではないでしょうか?
そもそも、コロナ禍でみんなが忙しい時ですから、いきなり学校入学時期を変更した場合の話をされても作業が何もできないのではないかと思います。
さて、引き続き特定警戒都道府県に指定されている愛知県ですが、学校に関しては全ての都道府県が感染拡大状況に応じて再開方法などを決めることになっています。
大村秀章知事からも学校再開について言及があったわけですが、市町村単位で小中学校の夏休みを何日にするかという議論も活発になっているようです。
愛知県・東三河地域や江南市が夏休み16日案を発表
6月から分散登校でスタート予定
愛知県は既に公立の学校の再開に関するルールを示しています。
6月1日から2週間は分散登校、その後全面的に再開するように県立高校に通知しました。
分散登校中、県立高校は1クラスを2つに分けて午前と午後で半日授業にするそうです。
小中学校については県というより市町村ごとの担当区域になるわけですが、県立高校を同じやり方でもいいし、全体を2つに分けて1日ごとに登校日を設けたりするなどの案を示しました。
また、給食についてはできるだけ再開するような方向を案として示しています。
各地域の事情に合わせた対応をお願いするようで、同じ公立でも小中学校は地域によって対応が異なるかもしれませんね。
愛知県も大きく分けると、尾張・名古屋・西三河・東三河の4地区に分かれると思います。
名古屋地区や尾張地区は感染者数も多いですが、それ以外の地区はそこまで多くはないと思いますし、安全と判断した地域は6月1日より前に再開してもいいような気がします(特定警戒地域から外れることが前提条件)
東三河地域と江南市が夏休み16日案を発表
高い確率で6月からは学校が再開する愛知県。
愛知県に限らず全国的に問題になっているのが
夏休みの期間をどうするか
お盆期間以外は登校にするのか、8月の1ヶ月間は休みにするのか…
4月から1ヶ月間以上(新入生を除けば昨年度の3月も)授業が行われておらず、地域によっては5月も授業が行われません。
カリキュラムの進捗はかなり遅れてしまっていますので、いつものように7月21日から8月末まで夏休みというわけにはいかないですよね。
愛知県では豊橋市や豊川市・蒲郡市などの東三河8市町村と江南市が夏休みを16日間とする案を発表しました。
東三河地域:7月末まで1学期→8月1日から16日まで夏休み→8月17日から2学期
江南市:8月7日まで登校→8月8日から23日まで夏休み→8月24日から2学期
また、江南市のお隣の岩倉市は8月1日から23日間の夏休みとなる予定だそうです。
東三河地域は生活圏が同じなので合わせた方がいいとの判断から8市町村全てが同じ日数になるのに対し、尾張地区で隣同士の江南市と岩倉市で1週間休みが違うのが気になるところですね。
オンライン授業の進捗度合いや、土曜や祝日に授業を予定するなどの違いでもあるのでしょうか?
※東三河8市町村とは※
豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・設楽町・東栄町・豊根村
エアコンの設置状況と登下校の工夫
案を発表している全ての地域が夏休みを2週間以上は設ける予定のようです。
夏場の気温がここ数年異常に高いですから、8月に毎日登校することは無理だと判断したのでしょう。
そうは言っても、東三河地域にしろ江南市や岩倉市にしろ8月に授業を行うわけですから、感染症対策+熱中症対策も準備は必要です。
熱中症対策は今年に始まったことではないので大丈夫だと思いますが、小学生が真夏に歩いて登下校はかなり危険だと思います。
従来の夏休み期間中に限り各家庭が車で送迎することをOKにするだとか、スクールバスを用意するなどの対策は必要なのではないでしょうか。
あとはエアコンの設置率ですね。既に全ての教室にエアコンを設置してある学校はいいのですが、まだの学校は早急にエアコンを全教室に設置が必要です。
教室内で感染症のクラスターではなく集団熱中症がおきてしまう可能性があります。
それと、電気代がどうとか気にせずに惜しみなくエアコンを使って下さい。大人達はエアコンがガンガン効いた部屋で仕事をしているのですから、子供たちもエアコンが効いた快適な環境で勉強させてあげて下さい。
もう1つは給食問題。従来は夏休みですので給食はありませんが、真夏の教室に半日間お弁当を置いておくことはできないですよね。
業者との調整が必要になりますが、給食はお願いしたいですね。
※追記:江南市は8月3日から7日以外は給食あり。3日から7日は半日授業
登下校の問題とエアコン問題・給食さえ解決できれば、真夏でも1日授業ができるのではないかと思います。
何か1つでも欠けると、半日授業が限界かなと思います。
状況によってはオンライン授業も?
近年の夏はとにかく暑い!!
今年の夏が例えば一昨年のような酷暑だった場合、エアコンが設置された部屋であったとしても、8月に授業を行うことは難しいと思います。
感染が収まっていると仮定しても、酷暑の場合はオンライン授業に切り替えざるを得ないと思います。
ですので、学校が再開してもオンライン授業ができる仕組みの構築は早急に進めていく必要があると思います。
コロナウイルスの関係で、保護者説明会も開ない状態ですから学校側も対応には苦慮すると思います(今も苦慮している)
カリキュラムを既に何度も組み直して本当に現場は大変な状況が続いていると思います。
最近、東京都や大阪府が学生を救うためにアルバイトを雇う政策を発表していましたが、学校の現場でも教育学部や教員課程を履修している学生の力を借りるなどして難局を乗り切っていく方法もあるのかなと思います。
夏休みのことなど今は考えられないかもしれませんが、そう遠くないうちに夏休み期間はやってきます。
保護者も協力できるところは協力して、子どもの学びの場を維持していく取組をしていくようになるかと思います。
本当に、コロナウイルスが生活に及ぼす影響は計り知れないですね。
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